composer | Sibelius, Jean |
---|---|
作曲家 | シベリウス |
解説者 | 神部智 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 518 |
版型 | A5 / 28頁 |
発売 | 2023年11月 |
価格 | ¥900+税 |
シベリウスの〈春の歌〉は、フィンランドの文化・教育協会からの依頼で作曲された音詩で、当初は〈即興曲〉という曲名で発表され、後に〈春の歌〉に改稿・改題されました。ある時から曲に「春の哀しみ」という副題が添えられるようになりましたが、それは作曲者の親友カルペランが「忍耐強くゆっくり訪れる北国の春、切ない哀愁について記したらどうか」と提案したからではないかと考えられています。明確な輪郭の旋律が終始全体を主導し、その瑞々しい歌謡性が曲に抒情的な色彩を加えています。北欧音楽やシベリウス研究で知られる神部智氏の解説付き。