composer | Bartok Bela |
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作曲家 | バルトーク |
解説者 | 若林千春 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 376 |
版型 | A5 / 171頁 |
発売 | 2017年7月 |
価格 | ¥2000+税 |
バルトークの〈2台のピアノと打楽器と管弦楽のための協奏曲〉、またその原曲となった〈2台のピアノと打楽器のためのソナタ〉は、1937年から1940年、第二次世界大戦を控えてバルトークが故国ハンガリーからアメリカへと亡命した時期に作曲されました。初期にはハンガリー土着の音楽への興味を深く作風に反映したバルトークでしたが、この時期にはさらに、独自の機能和声論を展開していき、フィボナッチ数列や黄金比といった数学的な要素を作曲に取り入れたことでも知られています。そうした後期の難解な作風は、当時ハンガリーを席巻したファシズムの思想からは攻撃対象となりました。政治的混乱が音楽をも巻き込んだ時期にあって、バルトーク独自の作曲技法が遺憾なく発揮された本曲、今回は管弦楽版とピアノ版の両方をあわせて収録しています。