composer | Chopin, Frederic |
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作曲家 | ショパン |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 514 |
版型 | A5 / 125頁 |
発売 | 2024年5月 |
価格 | ¥1700+税 |
ショパンはピアノ協奏曲を2曲書いています。この第2番は、第1番よりも先に作曲され、第1番よりも後に出版されました。ショパンコンクールのファイナルでは演奏効果の高い第1番を選ぶ奏者が多く、第2番は難しさの割に効果が上がらず敬遠されがちですが、第1楽章にはどこかベートーヴェンを思わせる情熱が溢れ、第2楽章には初恋の人への思慕が込められ、第3楽章にはポーランド民謡であるマズルカがふんだんに使われ、若きショパンの意欲的な作品となっています。
composer | Franck, César |
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作曲家 | フランク |
解説者 | 石原真 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 366 |
版型 | A5 / 160頁 |
発売 | 2017年2月 |
価格 | ¥1700+税 |
19世紀フランスの作曲家セザール・フランクは、楽曲中で数少ない動機のみを徹底して用いる循環形式を駆使した作曲家として知られています。ベートーヴェンの中期作品以降から重要な技術として認識されるようになった循環形式は、フランクの〈交響曲 ニ短調〉においても用いられており、そこでは彼の得意とした主題労作の手法が存分に生かされています。作曲の技法を学ぶうえでも重要な作品とされる同曲ですが、今回、スコアに付属する楽曲解説では、この循環形式の手法についても詳しい分析を掲載しました。フランクの熟達した作曲術を解説と共にお楽しみください。
composer | Schumann, Robert |
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作曲家 | シューマン |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 379 |
版型 | A5 / 181頁 |
発売 | 2018年12月 |
価格 | ¥1700+税 |
ロマン的な性格の強い歌曲や小品で知られるシューマンは、交響曲についても4つの作品を書き残しています。なかでも交響曲第3番は〈ライン〉の通称で知られており、その素材にはシューマンが愛用した妻クララの音形が用いられました。管弦楽法の面では熟達していなかったという評価も聞かれるシューマンですが、その楽器法をむしろ独自の個性と捉えれば、そこに新たな価値を見いだすこともできましょう。