composer | Saint-Saens, Camille |
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作曲家 | サン=サーンス |
解説者 | 中山慎太郎 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 525 |
版型 | A5 / 151頁 |
発売 | 2024年8月 |
価格 | ¥2000+税 |
「エジプト風」の愛称で知られる〈ピアノ協奏曲第5番〉は、サンサーンス最後のピアノ協奏曲で、〈第4番〉の作曲から20年以上を経た1896年、自身のピアニストデビュー50周年を記念する演奏会のために作曲されました。もともと虚弱体質であったサンサーンスは、パリの厳しい冬から逃れて、暖かい場所を旅するのを好みました。本作は、避寒でエジプトのカイロとルクソールに滞在していた時の体験に基づく作品で、特に第2楽章にはエキゾチックな旋律やリズムが用いられており、エジプトの情緒を醸し出しています。ヨーロッパ的な音楽世界と異国趣味的な雰囲気が融合した絵画的な作品です。