composer | Verdi, Giuseppe |
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作曲家 | ヴェルディ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 344 |
版型 | A5 / 70頁 |
発売 | 2015年2月 |
価格 | ¥1000+税 |
ヴェルディが42歳のときに手がけたオペラ〈シチリア島の夕べの祈り〉は、1282年にイタリア南部のシチリア島で実際に起こった大暴動を題材にとっています。当時のシチリアはフランスに統治されていましたが、そのことに不満を募らせていた島民たちは、主都パレルモの聖堂から「夕べの祈り(晩祷)」の時刻を知らせる鐘の音を合図に大暴動を起こし、数千ものフランス人を虐殺したといいます。オペラでは当時のシチリアを舞台に、想い合うふたりの男女、エレーナとアッリーゴが政情に翻弄される様子が描かれます。この悲劇的な題材にふさわしいドラマティックな序曲は、今日でもヴェルディの主要レパートリーのひとつとして知られています。
composer | Wagner, Richard |
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作曲家 | ワーグナー |
解説者 | 江藤光紀 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 521 |
版型 | A5 / 49頁 |
発売 | 2024年4月 |
価格 | ¥1000+税 |
ケルトの民間伝承に取材した楽劇〈トリスタンとイゾルデ〉は、ヴァーグナーが人妻マティルデ・ヴェーゼンドンクへの恋愛感情を芸術作品へと昇華させたものです。西洋音楽の基礎をなす機能和声を崩壊寸前まで拡大した「トリスタン和音」が響く〈第1幕への前奏曲〉に、第3幕の結尾で歌われる〈イゾルデの愛の死〉を続けた〈前奏曲と愛の死〉は、この楽劇の本質を象徴的に捉えた楽曲となっています。
composer | Gounod, Charles François |
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作曲家 | グノー |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | オペラ |
品番 | 365 |
版型 | A5 / 50頁 |
発売 | 2016年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
フランスの作曲家グノーの代表作であるオペラ〈ファウスト〉は、ドイツの文豪ゲーテによる同名の長編戯曲をもとに作曲され、フランス・オペラの近代化に重要な役割を果たしました。グノーの〈ファウスト〉では、原作の第1部が取り上げられ、悪魔メフィストフェレスの力で若返ったファウスト博士と美しい村の娘マルガレーテとの恋愛物語が描かれます。なかでも第二幕の最後の場面で演奏されるワルツは広く知られ、単独でも多く演奏されています。スコアには今回、原文であるフランス語とその対訳に加えて、ドイツ語の歌詞も掲載しました。市民たちの陽気なワルツの情景が目に浮かぶ一曲、ぜひお手にとって歌詞とともにご覧ください。
composer | Schumann, Robert |
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作曲家 | シューマン |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 371 |
版型 | A5 / 70頁 |
発売 | 2018年1月 |
価格 | ¥1000+税 |
シューマンの残した管弦楽作品のなかでも、劇音楽〈マンフレッド〉の序曲は広く知られている一曲です。イギリスのロマン派文学を代表する詩人バイロンの詩劇〈マンフレッド〉の付随音楽として作られたこの作品では、13世紀に実在した人物であるマンフレッドが題材となり、さらに自由な幻想の世界が広がっています。アルプスの魔女や女神なども登場するロマンティックな作風の〈マンフレッド〉を、しかしシューマンはむしろマンフレッド個人の葛藤や生き方に着目し、序曲のなかに音楽化しました。その独特な管弦楽法でも知られるシューマンの一曲、ぜひスコアとともにお楽しみください。
composer | Prokofiev, Sergey Sergeevich |
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作曲家 | プロコフィエフ |
解説者 | 江藤光紀 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 520 |
版型 | A5 / 39頁 |
発売 | 2024年2月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Kodály, Zoltán |
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作曲家 | コダーイ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 378 |
版型 | A5 / 62頁 |
発売 | 2018年5月 |
価格 | ¥1000+税 |
ハンガリーの作曲家コダーイによる〈ガラーンタ舞曲〉は、1933年、51歳の壮年期に作曲されました。ガラーンタとは当時のハンガリー北部の地名(現在ではスロヴァキア領内)で、コダーイは少年の頃、数年間ここに過ごしたといいます。ロマとも呼ばれるジプシーの人々が多く住まう土地の名を冠した〈ガラーンタ舞曲〉では、土着的なロマの音楽、そのダイナミックなリズム感や名人芸的なキャラクターが映し出されています。ロマの民俗的情緒を深く感じ取ることのできる一曲、遠くヨーロッパに住まう彼らの暮らしや文化に思いを馳せつつ楽しむのもよさそうです。
composer | Janacek, Leos |
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作曲家 | ヤナーチェク |
解説者 | 青島広志 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 286 |
版型 | A5 / 124頁 |
発売 | 2006年3月 |
価格 | ¥1000+税 |
従来のクラシックの作曲技法にとらわれずに変化と反復の手法を巧みに用いたこの作品は、民俗色をふんだんに盛り込んだ色彩感豊かな作品として広く知られて います。近年急速に日本国内での演奏機会が増えつつあるヤナーチェクの代表作であり、作曲からちょうど80年を経ての日本国内初出版でもあります。ヤナー チェク入門の一冊としてお手許に置いてはいかがですか?
composer | Holst, Gustav |
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作曲家 | ホルスト |
解説者 | 伊藤康英 |
ジャンル | |
品番 | 413 |
版型 | A5 / 48頁 |
発売 | 2019年2月 |
価格 | ¥1000+税 |
イギリスの作曲家ホルストは、吹奏楽作品の分野でも〈第一組曲〉〈第二組曲〉といった著名な作品を残していますが、〈ハマースミス〉もそうしたホルストの吹奏楽作品のひとつです。ハマースミスとはロンドンの西ににあるテムズ川沿いの地区の名前で、ホルストはここで長くセント・ポール女学校の教職に就きました。吹奏楽の巨匠ともいうべきホルストが暮らしたロンドン、その質感を感じさせる一曲です。
composer | Mozart, Wolfgang Amadeus |
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作曲家 | モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 131 |
版型 | A5 / 64頁 |
発売 | 2006年6月 |
価格 | ¥1000+税 |
モーツァルトイヤーで世間が湧いている今年、皆様の熱い要望にお応えしてニ短調のピアノ協奏曲がA5サイズにリニューアル出版の運びとなりました!心に残 るメロディーを数多く作曲したモーツァルトですが、この協奏曲の2楽章で奏でられる愛らしい旋律は「これぞモーツァルト!」と思わせる素敵な旋律です。特 に意識していなくても聞き覚えのある方も多いのでは?この機会に改めてモーツァルトの世界に飛び込んでみませんか?
composer | Mozart, Wolfgang Amadeus |
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作曲家 | モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 132 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 2006年6月 |
価格 | ¥1000+税 |
世間がモーツァルトイヤーに湧いている今年、モーツァルトのイ長調のピアノ協奏曲がリニューアルして再発売されました!A5サイズに変わって、より見やす くなったスコアで改めてモーツァルトの世界に触れてみませんか?この協奏曲は2楽章で奏でられる旋律が、数あるモーツァルトの作品の中でも格別に悲しげな 雰囲気と美しさを持ち合わせている事で知られています。名演・名盤も多い曲です。楽譜を手に、演奏の違いを聴き比べてみるのも面白いかもしれませんよ。
composer | Prokofiev, Sergey Sergeevich |
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作曲家 | プロコフィエフ |
解説者 | 横山明 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 58 |
版型 | A5 / 88頁 |
発売 | 2011年3月 |
価格 | ¥1000+税 |
プロコフィエフの大人気作品、子供のための交響的物語「ピーターと狼」が日譜に登場です!
たった一週間で作曲されたというこの作品、実は音楽だけでなく物語もプロコフィエフ自身によるものなのです。子供たちに楽器を紹介する目的のために作られた作品だけあって、登場する楽器の性能が十分に引き出されています。こんなに面白いスコアを子供に独占させておくのはもったいない!?
楽譜内に脚本の日本語訳が併記されている日譜版の楽譜なら、音楽と話の進行、両方を手軽に追っていくことができます。充実した響きからは想像し難いかもしれませんが、この作品は編成も小さめですから、まだスコアを読み慣れない方がスコアリーディングにチャレンジしてみるにはピッタリかもしれませんね!
composer | Ravel, Maurice |
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作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 211 |
版型 | A5 / 72頁 |
発売 | 1998年6月 |
価格 | ¥1000+税 |
チャイコフスキーと言えば、まずバレエ三部作や交響曲を思い浮かべる方が多いと思いますが、オペラ作品においても根強い人気を誇っています。 このエフゲニィ・オネーギンは、1876年にチャイコフスキーがパリでビゼーのカルメンを見た事がきっかけとなって作曲されたと言われている作品で、チャイコフスキーのオペラ作品の中でも特に上演回数が多く、人気の高い作品です。 今回の日譜版ではこのオペラの中から、オーケストラのコンサートで取り上げられる事の多い「ポロネーズ」と「ワルツ」を抜粋しました。テレビのBGMとして使われる事も多いので耳にした事がある方も多くいらっしゃると思います。スコアを手にして、チャイコフスキーの優雅な音楽を味わってみませんか?
composer | Smetana, Bedrich |
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作曲家 | スメタナ |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 60 |
版型 | A5 / 112頁 |
発売 | 1964年12月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Enesco, Georges |
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作曲家 | エネスコ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 287 |
版型 | A5 / 96頁 |
発売 | 2007年1月 |
価格 | ¥1000+税 |
ヴァイオリニストとしても知られる作曲家エネスコの代表作「ルーマニア狂詩曲第1番」が日譜ラインナップに登場しました。エネスコの祖国ルーマニアの民俗 音楽の影響が色濃く反映されたこの曲は、作曲者が20歳だった1901年に、作曲されました。数種類の旋律が交替し、繰り返しながら次第にアンサンブル全 体が盛り上がって高揚していくこの曲はまさに血湧き肉踊るとでも言うべき音楽。オーケストラが持つ重量感の魅力にも改めて気づかされる1曲です。
composer | Beethoven, Ludwig van |
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作曲家 | ベートーヴェン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 61 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 1969年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
ティンパニの同音反復5音から始まる冒頭が印象的なベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。1806年に作曲されたこの協奏曲になると、協奏曲はもはやバロック以来の「独奏者が技巧を極めて華やかな独奏パートを披露する社交的演目」の側面だけでは飽きたらず、芸術的内容をも盛り込んだ、「独奏楽器を伴う交響曲」とでも言うべきものへと発展していました。 実際にこの曲の場合は、カデンツァが存在している以外は交響曲と言っても良い形式と芸術的内容を持ち合わせていますし、今日でもこの曲に取り組む独奏者の顔ぶれを見ると、他のヴァイオリン協奏曲とは違う臨み方で取り組まれる曲なのだと気付かされます。 溝部国光による解説は、そうした曲の本質的なところから、楽曲形式上の細部までを幅広く捉えた充実の内容です。是非お手もとにお求め下さい。 【2018年8月 ヨーゼフ・ヨアヒムによるカデンツを追加しました!】
composer | Bruch, Max |
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作曲家 | ブルッフ |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 77 |
版型 | A5 / 96頁 |
発売 | 1984年1月 |
価格 | ¥1000+税 |
1838年に生まれ1920年になくなったマックス・ブルッフは、11歳で序曲や室内楽を作曲し、14歳で交響曲も書いた、早熟ぶりで有名な作曲家でした。全部で3曲ある彼のヴァイオリン協奏曲で一番有名なこの第1番が作曲されたのは1866年、彼が28歳の時でした。ドイツ・コブレンツの劇場で指揮者をしていた彼自身の指揮で初演されました。のちにヨーゼフ・ヨアヒムの助言を受けて書き改められ、曲はヨアヒムに献呈されています。 現代の演奏会や録音の主要レパートリーとして知られるだけでなく、ヴァイオリンを学ぶ学生にとってはレッスン曲、音大の入試曲、コンクールの課題曲としてもよく耳にする音楽ではないでしょうか? それだけ演奏されるのは、着実で的確を旨とするブルッフの作曲技法と、音楽の中身の魅力があるからだと言えるでしょう。
composer | Schönberg, Arnold |
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作曲家 | シェーンベルク |
解説者 | 伊藤康英 |
ジャンル | 吹奏楽 |
品番 | 408 |
版型 | A5 / 63頁 |
発売 | 2015年5月 |
価格 | ¥1000+税 |
新ウィーン楽派の牽引者として知られるシェーンベルクは、しかしその晩年にはアメリカ・ロサンゼルスに居住していました。これは第二次大戦時のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を避けての亡命によるものです。ウィーンでは十二音技法などの難渋な作風を誇ったシェーンベルクですが、アマチュアによる吹奏楽が活発なアメリカでは、高校生の吹奏楽団でも演奏な作品を、との作曲依頼を受けます。そうして1943年に完成したのがこの「主題と変奏」でした。親しみやすい明確な調性をもちつつ、西洋音楽の古典的作曲技法に通じたシェーンベルクらしい堅固な変奏が繰り広げられる一曲です。
composer | Beethoven, Ludwig van |
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作曲家 | ベートーヴェン |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 32 |
版型 | A5 / 144頁 |
発売 | 1964年7月 |
価格 | ¥1000+税 |
冒頭の音型が「運命が扉を叩く音だ」とベートーヴェンが言ったとか言わないとか、真偽はさておき、日本で「運命」として広く知られ、全てのクラシック音楽の真ん中に位置しているかのように扱われているこの交響曲は、実に多くの扉を開いた作品でもあります。ベートーヴェンの中期の作風、ソナタ形式の完成、交響曲で初となるピッコロ、コントラファゴットトロンボーンの使用、そしてもしかするとロマン派音楽への扉も。西洋音楽史においても非常に重要な作品であることは否めません。 ですから演奏も録音も当然膨大な数にのぼり、「名演」論議も尽きる事を知らないようですが、そういう曲だからこそ、これまで聴いた演奏の記憶から離れて、もともとのベートーヴェンの楽譜と今一度直接向き合ってみませんか? きっと新たな発見があるでしょうし、これから接する演奏もより新鮮に聴こえるはず。そういった温故知新を教えてくれる、そんな位置にもこの交響曲は存在しているように思えます。
composer | Beethoven, Ludwig van |
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作曲家 | ベートーヴェン |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 71 |
版型 | A5 / 144頁 |
発売 | 1965年2月 |
価格 | ¥1000+税 |
第5番の交響曲「運命」と並行して作曲され、また同じ演奏会で初演された第6番の「田園」です。切ったら血が吹き出そうな第5番の凝縮された音楽に比べて、この第6番の音楽の、なんとゆるやかで晴れやかな事でしょうか。 いかめしい顔つきで全ての苦悩を音符に叩きつけているイメージの強いベートーヴェンですが、この6番のような柔和な音楽においても類まれな才能を発揮した事を忘れてはなりません。彼のロマンスのような側面の頂点に立つのがこの「田園交響曲」だと言うことも出来るでしょう。
composer | Mendelssohn, Felix |
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作曲家 | メンデルスゾーン |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | |
品番 | 398 |
版型 | A5 / 78頁 |
発売 | 2021年6月 |
価格 | ¥1000+税 |
メンデルスゾーンが作曲した番号付き交響曲は5つあり、そのうち最後に作曲されたのがこの〈第3番〉です。出版順の曲番〈第3番〉に付けられた〈スコットランド〉という副題は、1829年のスコットランド旅行中に第1楽章の序奏が着想されたことに由来します。彼の交響曲の中では〈イタリア〉に次いで人気があり、幻想的で詩情豊かな美しい旋律が魅力の作品です。
composer | Haydn, Franz Joseph |
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作曲家 | ハイドン |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 509 |
版型 | A5 / 64頁 |
発売 | 2023年4月 |
価格 | ¥1000+税 |
ドイツ人のハイドンがエステルハージ家での奉公を終えてイギリスに演奏旅行をした際に発表した12の交響曲の一つ。第2楽章の伴奏のリズムがあたかも時計のカチカチ音を思わせるところからついたこの題名は、ハイドンがつけたものでないものの、曲の性格をうまくとらえ、親しみやすいものにしています。その一方で、策士ハイドンは曲のいたるところに「ふつうならこうするべきところで、教養のある皆さんはもちろんご存じと思いますが、じつは!」というような驚きの仕掛けを用意しています。解説ではそういったハイドンの熟練の工夫をわかりやすく紐解いています。
composer | Mendelssohn, Felix |
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作曲家 | メンデルスゾーン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 143 |
版型 | A5 / 120頁 |
発売 | 2007年9月 |
価格 | ¥1000+税 |
メンデルスゾーンの交響曲の中で最も人気の高い第4番《イタリア》が見やすいA5サイズでリニューアル出版されました。
人気の理由は、何と言っても1楽章の軽やかな華やかさにあるのではないでしょうか。聴くだけで元気の出そうな音楽で、テレビのBGMにもよく使われています。ですが、魅力的なのは1楽章ばかりではありません。淡々としたリズムの上に哀愁を帯びた深みのある旋律を奏でる2楽章、優雅な旋律美が魅力の3楽章、イタリアの速い舞曲であるサルタレッロのリズムを基調とした、スピード感に溢れた4楽章、いずれもがメンデルスゾーンの作曲家としての確かな技量を示していて、聴くものを飽きさせません。
「メンコン」ことヴァイオリン協奏曲や無言歌集だけがメンデルスゾーンではありません。是非1冊、お手許に置いてみませんか?
composer | Sibelius, Jean |
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作曲家 | シベリウス |
解説者 | 石原真 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 361 |
版型 | A5 / 58頁 |
発売 | 2015年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
シベリウスの交響詩の最高傑作ともいわれる〈タピオラ〉は、フィンランドの国民的叙事詩〈カレワラ〉に登場する森の神・タピオの棲家を意味します。生涯のほとんどをフィンランドで過ごしたシベリウスは〈カレワラ〉に深く心惹かれ、これを題材とした楽曲を多く記しました。その中でも〈タピオラ〉は、シベリウスが残した最後の大作として知られています。満91歳没と長寿であったシベリウスですが、1925年、60歳で〈タピオラ〉を作曲した後は、ほとんど新作を発表しなくなりました。フィンランドの広大な自然を思わせるシベリウス晩年の境地をお楽しみください。
composer | Strauss, Richard |
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作曲家 | シュトラウス, リヒャルト |
解説者 | 田辺秀樹 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 282 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 2003年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Dukas, Paul |
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作曲家 | デュカス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 237 |
版型 | A5 / 80頁 |
発売 | 1996年6月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Respighi, Ottorino |
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作曲家 | レスピーギ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 214 |
版型 | A5 / 72頁 |
発売 | 1990年11月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Prokofiev, Sergey Sergeevich |
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作曲家 | プロコフィエフ |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 395 |
版型 | A5 / 66頁 |
発売 | 2019年11月 |
価格 | ¥1000+税 |
プロコフィエフの〈古典交響曲〉は1917年、彼が27歳のときに作曲されました。新古典主義の方向性を持った作曲家の一人であったプロコフィエフは、もしハイドンが現代に生きていたら書いたであろうという発想により、ハイドンの音楽から古典という枠組みを借り、しかし古典の単なる様式、形式模倣ではなく、諧謔、批判、ユーモアの精神を受け継ぎ、自らの語法で作曲を試みました。機知に富んだアイディアが随所に織り込まれ、簡潔明瞭な様式美、軽妙洒脱な曲想が魅力の作品です。
composer | Weill, Kurt |
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作曲家 | ヴァイル ワイル |
解説者 | 長木誠司 |
ジャンル | 吹奏楽 |
品番 | 404 |
版型 | A5 / 72頁 |
発売 | 2012年3月 |
価格 | ¥1000+税 |
度重なる舞台化、映画化、そして中から生まれた数々のヒットソング・・・。
クラシックの文脈には収まらない独特の音楽を生み出したクルト・ヴァイルの「三文オペラ」は史上稀に見る大ヒットレパートリーだと言えるでしょう。その魅力は今日も尚われわれを惹きつけています。
しかし、その「三文オペラ」に登場する音楽を中心にクルト・ヴァイルが自ら再編した「小さな三文音楽」の存在は、「三文オペラ」本体と比べるとあまり知られているとは言えないかも知れません。本体よりも組曲のほうが有名になった、例えば「アルルの女」とは反対の例です。
その「小さな三文音楽」が、実は吹奏楽と言えなくもないような、弦楽器を含まない、管楽器を中心とした編成で書かれていることを知っている人、となるとさらにいっそう少なくなるかもしれませんが、それでも「三文オペラ」と同じように魅力的な旋律が詰まったこの「三文音楽」は、聴いたら人を虜にするでしょう。
鬼才クルト・ヴァイルの珠玉の作品がここに登場!解説は長木誠司氏です!(英訳も併録)
composer | Saint-Saens, Camille |
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作曲家 | サン=サーンス |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 協奏曲 管弦楽曲 |
品番 | 223 |
版型 | A5 / 72頁 |
発売 | 1991年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
composer | Nicolai, Otto |
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作曲家 | ニコライ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 135 |
版型 | A5 / 78頁 |
発売 | 2017年8月 |
価格 | ¥1000+税 |
19世紀ドイツの作曲家、ニコライをご存知でしょうか。そのオペラ作品〈ウィンザーの陽気な女房たち〉によって知られるニコライは、実は有名なウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の創設者でもあります。〈ウィンザーの陽気な女房たち〉は、シェイクスピアの同名の喜劇に基づく3幕のオペラで、1849年に自身の創立したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団により初演されました。その初演のわずか2ヶ月後にニコライは倒れ、帰らぬ人となります。38歳の若さで早逝した作曲家ニコライの代表作となった〈ウィンザーの陽気な女房たち〉、その序曲は喜劇らしく明るい軽快さに満ちています。A4版での再版に伴い、見やすいPC浄書でリニューアルしました。
composer | Wagner, Richard |
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作曲家 | ヴァーグナー ワーグナー |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 37 |
版型 | A5 / 96頁 |
発売 | 2004年5月 |
価格 | ¥1000+税 |
唐沢寿明版「白い巨塔」のBGMとしても効果的に使われていたタンホイザー序曲が登場!荘厳な響きはドイツ音楽の神髄に迫ります!ワーグナー入門としても最適!
composer | Wagner, Richard |
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作曲家 | ワーグナー |
解説者 | 江藤光紀 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 357 |
版型 | A5 / 62頁 |
発売 | 2016年4月 |
価格 | ¥1000+税 |
若きワーグナーの出世作となった歌劇〈リエンツィ〉は、その序曲によって今日でも広く知られています。オペラ作曲家としての成功を求めて26歳でパリに進出したワーグナーですが、売り込みはなかなか上手くいきませんでした。苦境のなかパリで完成した全5幕の大作〈リエンツィ〉は結局、ワーグナーの母国ドイツ・ドレスデンの宮廷劇場で初演され、成功を収めます。14世紀のローマで大衆の指導者となった実在の人物を描いた〈リエンツィ〉は、後にワーグナーに傾倒した独裁者ヒトラーに特に愛され、プロパガンダに多く用いられた楽曲でもあります。音楽史と政治史の交錯する一曲、そうした歴史にも思いを馳せつつお楽しみください。
composer | Schönberg, Arnold |
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作曲家 | シェーンベルク |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 347 |
版型 | A5 / 49頁 |
発売 | 2014年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
「12音技法」の考案や無調の音楽で有名なシェーンベルクですが、その創作活動の初期には、後期ロマン派の影響を受けた調性のある楽曲を作っていました。〈浄められた夜〉はそうした初期の調性曲のなかでも特に有名な、美しい響きをもった弦楽六重奏曲です。1899年、当時25歳であったシェーンベルクは、詩人リヒャルト・デーメルの作品をテクストに取り、それまで伝統的に絶対音楽が主流であった室内楽の分野に標題音楽を持ち込みました。この伝統への挑戦は当時物議をかもしたといいます。ヴァーグナー流とブラームス流の技法を融合させたと作曲者自身が語った〈浄められた夜〉は、後の20世紀に西洋音楽史上のモダニズムを牽引したシェーンベルクの重要な足跡の一つだといえるでしょう。
composer | Saint-Saens, Camille |
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作曲家 | サン=サーンス |
解説者 | 秋山紀夫 |
ジャンル | 吹奏楽 |
品番 | 411 |
版型 | A5 / 46頁 |
発売 | 2016年12月 |
価格 | ¥1000+税 |
クラシックの名曲の数々で知られるサン=サーンスは、吹奏楽作品を手がける作曲家でもありました。彼が作曲した行進曲〈東洋と西洋〉には、当時のヨーロッパで流行したオリエンタリズムの影響が色濃くみられます。1867年に開催されたパリの万国博覧会で東洋の美術や工芸が紹介され、ドビュッシーなど多くの作曲家に影響を与えるなか、東洋を取り上げたオリエンタル展覧会のガラ・ナイトのための作品を1869年に委嘱されたサン=サーンスが書き上げたのがこの〈東洋と西洋〉です。題名のとおり東洋の異国情緒を感じさせる同作は、1878年にパリで三回目に開かれた万国博覧会の表彰式でも演奏されました。今回、日譜から出版するのは、サン=サーンスが当時のフランスの吹奏楽編成にあわせて作曲したオリジナル版です。現代では珍しい楽器も多く含まれたスコア、ぜひお手にとってご覧ください。
composer | Chausson, Amédée-Ernest |
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作曲家 | ショーソン |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 372 |
版型 | A5 / 49頁 |
発売 | 2017年10月 |
価格 | ¥1000+税 |
19世紀フランスの作曲家、ショーソンをご存知でしょうか。ヴァイオリン・ソロと管弦楽による〈詩曲〉で特に知られるショーソンは、24歳でパリ音楽院に入り、ジュール・マスネやセザール・フランクに作曲を学びました。代表曲というべき〈詩曲〉は、パリ音楽院の洗練された音楽語法を映した作風に、神秘的な詩情が加わり、フランス音楽ならではの品性をそなえた一曲です。ヴァイオリン独奏とオーケストラの共演レパートリーとしても知られる本曲、今回の日譜版ではヴァイオリンとピアノによる編曲版もあわせて収録しました。
composer | Ravel, Maurice |
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作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 福富秀夫 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 261 |
版型 | A5 / 88頁 |
発売 | 1999年12月 |
価格 | ¥1000+税 |