composer | Kodály, Zoltán |
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作曲家 | コダーイ |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 377 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 2018年6月 |
価格 | ¥1300+税 |
ハンガリーの作曲家コダーイの作品のなかでも、とりわけ〈ハーリ・ヤーノシュ〉はよく知られた一曲です。ハーリ・ヤーノシュとはハンガリーの歴史上の人物で、かつてナポレオン戦争を戦った兵士でした。老いて兵役を退いた彼は、きょうも酒場にたむろして過去の手柄話を語ります。若き日の農民ハーリが大都会ウィーンを訪れた際の驚きから、恋人との思い出、ナポレオン戦争での合戦に勝ってふたたびウィーンの王宮に凱旋する場面まで、想像力とユーモアに満ちたハーリ・ヤーノシュの語りが音楽で描かれています。日本では吹奏楽のレパートリーとしても知られる一曲ですが、実は元々オペラとして作曲され、後に組曲へとまとめられました。オリジナルの管弦楽スコアを眺めれば、また何か新たな発見があるかもしれません。
composer | Kodály, Zoltán |
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作曲家 | コダーイ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 378 |
版型 | A5 / 62頁 |
発売 | 2018年5月 |
価格 | ¥1000+税 |
ハンガリーの作曲家コダーイによる〈ガラーンタ舞曲〉は、1933年、51歳の壮年期に作曲されました。ガラーンタとは当時のハンガリー北部の地名(現在ではスロヴァキア領内)で、コダーイは少年の頃、数年間ここに過ごしたといいます。ロマとも呼ばれるジプシーの人々が多く住まう土地の名を冠した〈ガラーンタ舞曲〉では、土着的なロマの音楽、そのダイナミックなリズム感や名人芸的なキャラクターが映し出されています。ロマの民俗的情緒を深く感じ取ることのできる一曲、遠くヨーロッパに住まう彼らの暮らしや文化に思いを馳せつつ楽しむのもよさそうです。