composer | Bartok Bela |
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作曲家 | バルトーク |
解説者 | 若林千春 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 376 |
版型 | A5 / 171頁 |
発売 | 2017年7月 |
価格 | ¥2000+税 |
バルトークの〈2台のピアノと打楽器と管弦楽のための協奏曲〉、またその原曲となった〈2台のピアノと打楽器のためのソナタ〉は、1937年から1940年、第二次世界大戦を控えてバルトークが故国ハンガリーからアメリカへと亡命した時期に作曲されました。初期にはハンガリー土着の音楽への興味を深く作風に反映したバルトークでしたが、この時期にはさらに、独自の機能和声論を展開していき、フィボナッチ数列や黄金比といった数学的な要素を作曲に取り入れたことでも知られています。そうした後期の難解な作風は、当時ハンガリーを席巻したファシズムの思想からは攻撃対象となりました。政治的混乱が音楽をも巻き込んだ時期にあって、バルトーク独自の作曲技法が遺憾なく発揮された本曲、今回は管弦楽版とピアノ版の両方をあわせて収録しています。
composer | Saint-Saens, Camille |
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作曲家 | サン=サーンス |
解説者 | 中山慎太郎 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 525 |
版型 | A5 / 151頁 |
発売 | 2024年8月 |
価格 | ¥2000+税 |
「エジプト風」の愛称で知られる〈ピアノ協奏曲第5番〉は、サンサーンス最後のピアノ協奏曲で、〈第4番〉の作曲から20年以上を経た1896年、自身のピアニストデビュー50周年を記念する演奏会のために作曲されました。もともと虚弱体質であったサンサーンスは、パリの厳しい冬から逃れて、暖かい場所を旅するのを好みました。本作は、避寒でエジプトのカイロとルクソールに滞在していた時の体験に基づく作品で、特に第2楽章にはエキゾチックな旋律やリズムが用いられており、エジプトの情緒を醸し出しています。ヨーロッパ的な音楽世界と異国趣味的な雰囲気が融合した絵画的な作品です。
composer | Ravel, Maurice |
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作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 増田宏三 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 256 |
版型 | A5 / 144頁 |
発売 | 1998年6月 |
価格 | ¥2000+税 |
composer | Bartok Bela |
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作曲家 | バルトーク |
解説者 | 青島広志 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 326 |
版型 | A5 / 220頁 |
発売 | 2011年3月 |
価格 | ¥2000+税 |
バルトークの人気作品「中国の不思議な役人」の登場です。演奏会用組曲、バレエ上演用の舞台版を含めた全曲版。さらに、1931年の上演のためにカットされていた当初のエンディング部分も付録として収録しました。さらに全てのト書きにも日本語訳を付してあり、楽譜を順に読んでいくだけで音楽と話の筋の両方が把握できるようにしました。この1冊があれば、様々な版で演奏されているこの曲にも常に対応できます!
解説は、わかりやすい文章と作曲家独自の視点が好評の青島広志先生。舞台にも長く関わってこられた青島先生らしくバレエ史の俯瞰から始まる文章は、バレエ音楽であるこの「中国の不思議な役人」を広い視点から的確に位置づけるもの。音楽的な秘密はもちろん、音楽ファンがともすると見落としがちな側面をもあきらかにしてくれます。英訳付き。
自信を持ってお届けする1冊です。
composer | Kalinnikov, Vasily Sergeyevich |
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作曲家 | カリンニコフ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 334 |
版型 | A5 / 207頁 |
発売 | 2013年11月 |
価格 | ¥2000+税 |
ロシアの作曲家カリンニコフの交響曲は、そのスラブ民謡を思わせる美しい旋律の魅力により、アマチュアオーケストラの選曲において近年ひときわ注目を浴びる存在となっています。貧しい生まれから作曲を志し、35歳で夭折したカリンニコフは、生涯にふたつの交響曲を残しました。そのうちの第1番が日譜のラインナップに登場です。聴くだけでなく奏でても美しい、旋律の情緒をスコアとともにお楽しみください。
composer | Kalinnikov, Vasily Sergeyevich |
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作曲家 | カリンニコフ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 383 |
版型 | A5 / 207頁 |
発売 | 2019年3月 |
価格 | ¥2000+税 |
ロシアの作曲家カリンニコフの2つの交響曲のうち、圧倒的に人気が高いのは〈第1番〉ですが、この〈交響曲第2番〉は、全曲にわたってしっかりと組み上げられた力強い作品であると共に、民謡調の旋律により彩られ、一度聴いたらすぐに覚えて口ずさめるような魅力を具えており、創意工夫の高さと仕上げの良さは〈第1番〉にむしろ優ると、玄人筋からは評価されています。当社既刊の〈第1番〉と併せて、広く知られてよい価値を有する作品であり、夭逝の天才カリンニコフの真価を知るためには必聴の曲と言っても過言ではありません。
composer | Mahler, Gustav |
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作曲家 | マーラー |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 391 |
版型 | A5 / 207頁 |
発売 | 2019年12月 |
価格 | ¥2000+税 |
マーラーの〈交響曲第2番〉は、1888年から’94年にかけて作曲され、1895年に作曲者指揮ベルリン・フィルの演奏により初演されました。〈復活〉の標題は、マーラー自身が付けたものではなく、第5楽章で歌われるクロプシュトックの詩に由来します。第1楽章で生と死を問い、第2~4楽章の回想、苦悩、希望を経て、第5楽章で「生きるために死ぬ」と歌う永遠の主題が、合唱と大編成の管弦楽によって壮大に奏されます。マーラーが生涯を通じて追求した「生と死」についての思索が織り込まれた大作です。
composer | Rachmaninov, Sergey |
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作曲家 | ラフマニノフ |
解説者 | 青島広志 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 318 |
版型 | A5 / 244頁 |
発売 | 2009年8月 |
価格 | ¥2000+税 |
ラフマニノフの作曲家としての名声を不動のものにした交響曲第2番が日譜ラインナップに登場です!
ピアニストとしても華々しく活躍していたラフマニノフの作品といえば、映画やテレビでも頻繁に使われているピアノ協奏曲や種々のピアノ独奏作品が特に有名ですが、オーケストラのための作品も「交響詩『死の島』」、「交響的舞曲」などが人気でよく取り上げられています。そんな彼のオーケストラ作品の中でも特に人気が高いのがこの交響曲2番と言えるでしょう。
演奏時間がおよそ50分にも及ぶ大交響曲ですが、ラフマニノフはこの曲が長大だからといっても、決して大味でには仕上げていません。大きな構造を支えるだけの骨太な主題設定は勿論ありますが、同時に、ピアノ曲でラフマニノフが見せるような緻密な細部へのこだわりが全曲を貫いています。
長いのに非常に緻密。そんなこの曲の全体像を聴くだけで把握するのは決して簡単ではありませんが、日譜のスコアを手元に置いていただければ大丈夫。音楽を目から補うことで、ラフマニノフがこの曲でいかに細部まで工夫を加えているかがわかるでしょう。青島広志先生によるわかりやすい解説も、作曲上の秘密を探るのにはうってつけ。
スケールの大きい序奏、ラフマニノフの代名詞とも言える感動的な揺れるメロディ、オーケストラの機能を十全に引き出した魅力的なアレグロ・・・。どの楽章も、青島先生の解説があれば魅力の理由が見えてくるでしょう。
ラフマニノフの交響曲2番をより身近に楽しむためには最適の1冊です。是非お手許にどうぞ。
composer | Rachmaninov, Sergey |
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作曲家 | ラフマニノフ |
解説者 | 西尾洋 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 375 |
版型 | A5 / 206頁 |
発売 | 2017年10月 |
価格 | ¥2000+税 |
ラフマニノフの〈交響曲 第3番〉は、1935〜36年、ロシア革命を機に故国からアメリカへ渡っていた作曲家がさらに西欧へと移り住んだ時期に作曲されました。〈ピアノ協奏曲 第2番〉や〈交響曲 第2番〉といったロシア時代の若々しくロマンティックな作風の印象が強いラフマニノフですが、多忙な演奏家活動を経て60代で作曲されたこの〈交響曲 第3番〉では、そうした叙情性にはさらに円熟味が加わり、年月ゆえの風格を感じさせるかのようです。作曲家本人も深い愛着をもっていたという、ラフマニノフの作曲活動の集大成ともいうべき一曲をどうぞお楽しみください。
composer | Mussorgsky, Modest Petrovich Ravel, Maurice |
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作曲家 | ムソルグスキー ラヴェル |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 212 |
版型 | A5 / 160頁 |
発売 | 1998年6月 |
価格 | ¥2000+税 |
composer | Strauss, Richard |
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作曲家 | シュトラウス, リヒャルト |
解説者 | 増田宏三 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 284 |
版型 | A5 / 248頁 |
発売 | 2007年6月 |
価格 | ¥2000+税 |
リヒャルト・シュトラウスが自分自身を描いたとされる交響詩「英雄の生涯」が日譜ラインナップにも登場しました!自身の作品からの引用も含みつつ展開されるこの交響詩は、リヒャルト・シュトラウス一流の管弦楽法の鮮やかさと構成力の確かさが堪能できる作品です。演奏時間にしておよそ45分、スコアにして200ページ以上、通常のオーケストラよりも楽器の多い4管の大編成という量感を実感すれば、この作品がリヒャルト・シュトラウス最後の交響詩だという事実に頷けるのではないでしょうか。
この日譜版「英雄の生涯」は、従来の様々な版の楽譜を再検討し、従来版に見られた楽譜表記上の誤りなどを出来る限り修正し、美しいコンピューター浄書を行った独自のミニチュアスコアです。
解説は増田宏三先生にお願いしました。作曲家であると同時に指揮者としても経験豊な増田先生が書きおろした丁寧な解説は、細やかなスコアの読み込みによって、作曲家が作品の中に忍び込ませたメッセージを私たちにわかりやすく伝えてくれます。
作品、解説の両方を味わえる1冊となっています。しばし英雄気分に浸れるこの曲をお手許に置いてみてはいかがですか?