composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ ビバルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 206 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1976年10月 |
価格 | ¥400+税 |
1976年の初版から約30年。2007年4月にリニューアルして再登場したニチフ版トロヴァトーレ!
この作品は、ヴェルディ39歳の、まさしく作曲家として円熟の境地を切り拓こうとしている時期に書かれた大人気オペラ作品です。オペラの舞台はスペイン。スペインの熱い情熱を凝縮したような濃密な音楽が、作曲から150年を経た私たちの感情をも激しく揺さぶります。
本版はオペラの名場面から特に4カ所の聞き所を抜粋しました。特に3曲目に収められている「ジプシー達の合唱」は、テレビでも使われる事が多い音楽なので、耳にした事のある人も多いのでは?
「アンヴィル・コーラス(鉄の合唱)」としても有名なこの曲は、ジプシー達が鉄床で鉄を鍛えながら陽気に合唱する場面の音楽。力強い音の奔流が溢れ出ています。その他の曲も、随所にスペインを思わせる濃厚な表現がたっぷりと織り込まれています。
劇場音楽作家としてのヴェルディの魅力を再認識できる1冊です!
composer | Tchaikovsky, Pyotr Il'yich |
---|---|
作曲家 | チャイコフスキー |
解説者 | 高橋淳 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 183 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 1989年9月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Leoncavallo, Ruggero |
---|---|
作曲家 | レオンカヴァッロ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 345 |
版型 | A5 / 7頁 |
発売 | 2014年12月 |
価格 | ¥400+税 |
後期ロマン派の時代に活躍した作曲家レオンカヴァッロは、その代表作であるオペラ〈道化師〉によって知られています。当時のイタリア・オペラ界では、ヴェリズモ(真実主義)という、宮廷や上流社会に属しない庶民の日常を描いたオペラ作品が流行しました。〈道化師〉はこのヴェリズモの代表的作品のひとつであり、同時期にヒットしたヴェリズモ・オペラ〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉に触発されて書き下ろされました。間奏曲は美しい旋律をもち、このオペラに描かれた道化師の悲しみと喜びが凝縮された味わい深い一曲です。
マーラーの交響曲5番の第4楽章“アダージェット”が日譜ラインナップに加わりました!
マーラーの作品の中でもひときわ高い人気を誇るこの楽章は通常のクラシックのコンサートやCDだけではなく、全世界で500万枚以上売れたと言われる記念碑的なCD「アダージョ・カラヤン」のタイトル曲として、あるいはヴィスコンティの映画「ヴェニスに死す」をはじめ国内外の数々の映画・ドラマでも効果的に使われています。マーラーの曲だとは知らないうちに、この曲を聴いたことのある人も多いかもしれませんね。
冒頭の静謐なメロディ、後半の激情を秘めた頂点、全編にわたる、息の長い旋律の美しさはたしかに映像との相性が良いのかもしれません。ハープと弦楽器のみ、というシンプルな編成で書かれているとは信じがたいほどの表現の幅広さは、作曲家マーラーの筆力の確かさを印象づけています。
これまで存在した他社版のアダージェットの楽譜は、250ページにも及ぶ分厚い「交響曲5番」の中の1つの楽章として紹介されていたためにページ数を抑える必要があり、10分を超える音楽がわずか5ページに凝縮された、音符間の狭いレイアウトが殆どでした。
それに対し、第4楽章のみを抜粋した今回の日譜版は、アダージェットのテンポ感にふさわしく8ページのゆったりめのレイアウトを施し、より自然な視線の動きに対応できるように作られています。店頭で見比べていただければ違いがご納得いただけるでしょう。
さらに、ピアノ版(編曲:堀内貴晃)の楽譜も併録。大好きな曲をもっと身近に楽しみたい、との要望にもお応えします。単なる音符の置き換えではなく、ピアノで弾く場合の効果も考慮された編曲となっています。
楽譜中で使用されているドイツ語の日本語対訳一覧も収録してあります。解説は曲の魅力の秘密をわかりやすい文章で紹介してくれることに定評のある濱田滋郎先生。これだけで「アダージェット」の全てが揃う1冊です。
「ラルゴ」や「樹木の陰で」といったタイトルの方に馴染みのある方も多いと思います。ゆったりとして暖かい曲調と気高さを合わせ持ったオンブラ・マイ・フは、誰でも聴いた事のあるような人気の1曲。だけど実はこの曲はヘンデルのオペラ「セルセ」の中の1曲だった事をご存知でしたか?
オペラの主人公であるペルシャの王様セルセが、プラタナスの木に向かって熱く歌っている歌なんです。
格調高いこの曲は、実は「喜劇の中に設定された大真面目な主人公の歌」。だから、真面目で厳かであるほどギャップが笑いを生んでいく・・・と言うシカケのある歌なんです。ヘンデルは高度な?笑いのセンスの持ち主でもあったんですね。
それはさておき人気のこの曲。数多くの編曲版楽譜はありましたが、オリジナル編成の楽譜は入手が難しかったのです。ニチフ版のが登場したこの機会に、オリジナルのオーケストラ版も見てみたくありませんか?
composer | Pachelbel, Johann |
---|---|
作曲家 | パッヘルベル |
解説者 | 伊藤剛 |
ジャンル | 室内楽 ピアノ曲 |
品番 | 97 |
版型 | A5 / 16頁 |
発売 | 2004年4月 |
価格 | ¥400+税 |
クラシックの入門オムニバスCDでは定番! 「パッヘルベルのカノン」あるいはクラス合唱の「遠い日の歌」の元ネタとなった曲、と言えばわかる方も多いのでは?永遠のバロック名曲です。
題名の「カノン」とは、ひとつのメロディを時間差で追いかける作曲技法のことです。耳でわかりにくくても、楽譜を見れば一目瞭然!カノンを体感してみませんか?
編集部の編集によるピアノアレンジ楽譜も併録しています。
composer | Dvorak, Antonin |
---|---|
作曲家 | ドヴォルジャーク |
解説者 | 松本秀喜 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 82 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1965年3月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Beethoven, Ludwig van |
---|---|
作曲家 | ベートーヴェン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 159 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1966年3月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Sibelius, Jean |
---|---|
作曲家 | シベリウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 110 |
版型 | A5 / 16頁 |
発売 | 2008年1月 |
価格 | ¥400+税 |
シベリウスは、フィンランディアをはじめとして多くの交響詩を作曲しています。「交響詩」とはオーケストラで描く物語の事。具体的なストーリーやイメージに基づいて曲が組み立てられ、それぞれの場面描写が音楽で奏でられていくので、脳裏に映像が浮かぶかのように音楽の移りかわりを楽しむことが出来ます。
シベリウスは交響詩の素材をフィンランドの民族叙事詩である「カレワラ」に求め、4つの交響詩からなる「レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)」を作曲しました。
その中でも特に人気が高く、独立して演奏される機会が多いのがこの「トゥオネラの白鳥」で、黄泉の国トゥオネラに流れる黒い川で悲しい鳴き声を上げる白鳥の様子を描いていると言われます。この世のものとは思えない神秘的な美しさを湛えたこの曲は、他の大作曲家とは違った独特の世界観を持つシベリウスだからこそ書けた作品だと言えるでしょう。特に複雑な事をするわけでもなく、むしろシンプルな音使いで書かれた作品ですが、あやうげな美しさを持った音楽が、聴く人を強く惹きつけます。
フィンランディアのように強いメッセージ性をもった音楽だけがシベリウスの音楽ではありません。シベリウスの別の顔を知るにもうってつけの1曲。濱田滋郎氏の解説も、曲の理解を助けてくれる充実の筆致です。この楽譜と一緒に、曲の世界に触れてみませんか。
composer | Doppler, Albert Franz |
---|---|
作曲家 | ドップラー |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 管弦楽曲 |
品番 | 197 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1974年3月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ ビバルディ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 204 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1974年6月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 210 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1979年4月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ ビバルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 207 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1978年8月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 205 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1977年4月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ ビバルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 208 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 1978年9月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Mozart, Wolfgang Amadeus |
---|---|
作曲家 | モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 152 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1966年2月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Mozart, Wolfgang Amadeus |
---|---|
作曲家 | モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 134 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1965年11月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Sibelius, Jean |
---|---|
作曲家 | シベリウス |
解説者 | 菅野浩和 |
ジャンル | 管弦楽曲 弦楽オーケストラ |
品番 | 304 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 2008年4月 |
価格 | ¥400+税 |
ラカスタヴァとはフィンランド語で「恋する者」という意味です。
まさにタイトルどおり、幸せに包まれている恋人たちにぴったりなこの音楽は、実は同名の男性合唱曲から弦楽合奏への編曲作品です。ですが、まるで最初から弦楽器のために作曲されたかのように、弦楽合奏特有の暖かみのあるハーモニーや、ロマンティックな旋律、時折出てくるソロ楽器と合奏の語らいが生き生きと、そして切なく描かれています。
他のシベリウス作品とは少し違った性格を持った、親密さに溢れた作品。菅野浩和先生による解説といっしょにお楽しみ下さい。
composer | Strauss I, Johann |
---|---|
作曲家 | シュトラウス父, ヨハン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 215 |
版型 | A5 / 16頁 |
発売 | 1991年7月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Borodin, Alexander Porfir'yevich |
---|---|
作曲家 | ボロディン |
解説者 | 松本秀喜 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 29 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 1964年7月 |
価格 | ¥400+税 |
「ダッタン人の踊り」で広く知られるボロディンの交響詩です。ボロディンが薬学を専門とする学者でもあった事は広く知られている事だと思いますが、では、ボロディンがコーカサスの王国イメレティア王家の血筋を引く人であったことはご存知でしたか? 中央アジアの草原から聴こえてくるロシアの歌、東洋の歌声、アジアの商人の隊列、といった要素が登場するこの作品は、ロシア的な音楽の情熱を西洋の音楽語法と見事に結びつけたボロディンだからこそ成し得た、大陸的な音楽だと言えるでしょう。
composer | Ravel, Maurice |
---|---|
作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 伊藤剛 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 254 |
版型 | A5 / 16頁 |
発売 | 1998年6月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Handel, George Frideric |
---|---|
作曲家 | ヘンデル |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 管弦楽曲 弦楽オーケストラ |
品番 | 59 |
版型 | B6 / 36頁 |
発売 | 1972年10月 |
価格 | ¥400+税 |
※ 現在欠品中です(重版予定あり)
composer | Handel, George Frideric |
---|---|
作曲家 | ヘンデル |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 169 |
版型 | B6 / 40頁 |
発売 | 1971年4月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Strauss II, Johann |
---|---|
作曲家 | シュトラウス子, ヨハン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 216 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1991年7月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Mozart, Wolfgang Amadeus |
---|---|
作曲家 | モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 弦楽オーケストラ |
品番 | 17 |
版型 | B6 / 24頁 |
発売 | 1964年4月 |
価格 | ¥400+税 |
この曲を知らない人は、探すほうが難しいくらいでしょう!それくらい広く親しまれ、ファンや演奏家の間では「アイネク」の愛称で愛されている『アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、モーツァルトの13番目のセレナーデとして1787年に作曲されました。歌劇「ドン・ジョバンニ」と同じ年の作品です。 もともとセレナーデは「夜の音楽」を意味する気楽な音楽用語なのですが、モーツァルトはわざわざこの曲に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」という愛称を与えています。実はこのドイツ語の名前も「小さな夜の音楽」という意味。「セレナーデ」でも充分なところに、わざわざ同じような意味の愛称を持っていたなんて、この曲を気に入っていた証拠かもしれませんね。 誰もが知るこの曲は編成もシンプルに4パートのみ。チェロとコントラバスは同じ楽譜を見て弾きます。魅力的なのに、音符の組み合わせ方もとてもシンプル。 だから、これからスコアを読んでみたいな、と考えている方が初めてチャレンジするのにもピッタリな楽譜だと言えるでしょう。 一番有名な第1楽章も良いですが、日譜がオススメしたいのは第2楽章。ゆっくりした音楽ですし、休みのパートが多く、3パートで成立している場面がたくさんあるんです! これ以上ないほどスコア入門にぴったりな日譜版の「アイネク」を、よろしくお願いします!
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 21 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1964年5月 |
価格 | ¥400+税 |
なんと弦楽四重奏だけでも77曲(もしくはそれ以上も!)作曲したハイドンの弦楽四重奏第17番です。他の作曲家なら第17番まで辿り着くだけでも大変なところでしょうが、まだまだ4分の1くらいにしかなっていないのがハイドンのすごいところですね。 かなりのイタズラ好きで知られたハイドンの音楽の魅力の一つは、普通の音符を普通ではない文脈に持ち込んで想像もしない働きにすり替えてしまう音楽のイタズラだと言えますが、そんなハイドンの魅力はこの作品の中にもバッチリ詰まっています。 第2楽章のタイトルだって、普通なら「第2楽章 セレナーデ」と書きそうなところを「第2楽章 いわゆるセレナーデ(Die sogenannte Serenade)」と、ちょっと斜に構えたような態度で名付けているのが面白いと思いませんか? 音楽の「普通」がわかればわかるほど聴こえてくると言われるハイドンのユーモア。ずっと身近において、久しぶりに聴いてみたら全然違った聴こえ方で響くかも知れませんよ。そんな自分の変化を確認するためにも、是非お早めにお求め下さい。
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 175 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1971年3月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 176 |
版型 | B6 / 24頁 |
発売 | 1973年10月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 141 |
版型 | B6 / 24頁 |
発売 | 1973年5月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 177 |
版型 | B6 / 36頁 |
発売 | 1973年10月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 22 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 2009年8月 |
価格 | ¥400+税 |
クラシック音楽の歴史の中で、鳥の鳴き声を採り入れた例はたくさんあります。
ベートーヴェンは交響曲第6番でカッコウ・ウズラ・ウグイスの3重奏を描いていますし、ヴィヴァルディの四季やプロコフィエフのペーターと狼でも例がありますね。レスピーギのローマの松のように、鳥の声の録音を鳴らす曲だってありますし、20世紀になってメシアンが日本の鳥をモティーフとして書いた「軽井沢の鳥たち」なんて曲まであります。
さて、このハイドンの《ひばり》では実に愛らしく、そして美しくひばりが鳴いています。冒頭の、まるで小鳥がピョコピョコ地上を歩いているような伴奏の音型を楽しんでいるとやがて聞こえてくるヴァイオリンの高音、それがひばりの歌声!
ハイドンのひばりは伸びやかに自由に、そして伴奏パートとの役割を入れ替えて対話を楽しみながら、まるで生き物のように変化に富んだ音色を楽しませてくれます。
自在に歌った後の2楽章では一転してゆったり、けれどしっとりと。3楽章ではメヌエットで少し典雅に。そして4楽章では一気に駆け抜ける細かい音符で、囀りやまぬ鳥の饗宴!
冒頭から最後まで飽きさせない楽しげな音符の語らいです。是非とも手にとって味わってください!
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 178 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 2007年4月 |
価格 | ¥400+税 |
1973の発売以来長らくご愛顧頂いた、日譜版ハイドンの「騎士」が、新たな浄書でより美しくリニューアルしました!
この弦楽四重奏曲「騎士」が作曲されたのは1792年。既に2つのオラトリオ「天地創造」や「四季」を作曲し終え、まさに作曲家としての完成度の高さを極めた時期に作曲された事になります。
同時期に書かれたOp.76の6曲の弦楽四重奏の中でも、特にこの「騎士」はハイドン的な楽しさに満ちた名曲だと言えるでしょう。
ハイドンの作品と言えば、作品に関係があるのかないのかわからないような愛称も楽しみのひとつです。
この作品の場合は、4楽章での軽快なリズムから「騎士」と呼ばれるようになりました。そう思って聴いてみると、なるほど、騎士の進行に聴こえてくるから不思議ですね!
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 94 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1970年2月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Haydn, Franz Joseph |
---|---|
作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 181 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1973年11月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Sibelius, Jean |
---|---|
作曲家 | シベリウス |
解説者 | 大束省三 |
ジャンル | 管弦楽曲 ピアノ曲 |
品番 | 301 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 2008年3月 |
価格 | ¥400+税 |
浮遊感ただよう旋律と和音が魅力的なシベリウスの小品が日譜に登場しました!
「ワルツ」と聞くとヨハン・シュトラウス父子のように華やかな雰囲気を持ったワルツ思い起こす人が多いかもしれませんが、このシベリウスのワルツでは冒頭からとらえどころのない不思議な和音が聞こえてきて、ずっと決定的な安定感が来る事を避けているかのようです。どんどん繰り返される小さな転調が収まって、やっと「普通の」舞踏会らしい雰囲気になってきたかと思ったら、いつの間にか曲は激情の渦巻く世界へ。そして最後には冒頭のワルツが穏やかに響いて、まるで今までの白昼夢から醒めたかのように曲を閉じます。
小品とは言え、一筋縄ではいかないシベリウスの作風が濃縮されていると言えるでしょう。一風変わった曲想は一度耳にすると心を捉えて離さなくなるかもしれません。数々のオーケストラのCDでカップリング曲として収録されているので、もしかすると「フィンランディア」よりも耳にする機会が多い曲かもしれませんね。
原曲のオーケストラ版はもちろん、シベリウス自身によるピアノ編曲版の楽譜も収録しましたので、身近にシベリウスの浮遊感を楽しんでいただく事も可能ですし、さらには北欧音楽の第一人者である大束省三先生の解説もついています。一気に資料が揃ってしまう日譜版「悲しきワルツ」。是非お買い求め下さい!
composer | Lehar, Franz |
---|---|
作曲家 | レハール |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 306 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 2008年11月 |
価格 | ¥400+税 |
オペレッタ(喜歌劇)を代表する作品として人気の高いレハール作曲の「メリー・ウィドウ(陽気な未亡人)」。まさにタイトルどおりの愉快な舞台運びと、耳馴染みの良い明快な旋律が人気で、今日ではオリジナルのオーケストラ版はもちろん、吹奏楽用の編曲も全国で繰り返し演奏されています。
この日譜版「メリー・ウィドウ」は、全3幕の本作から、特に高い人気を誇る第10曲「戯れの場と二人のダンス」を抜粋したものです。特に「二人のダンス」として描かれている後半のワルツの何とも言えず優しい気持ちになる音楽は、誰もが聴いたことがある有名な「メリー・ウィドウ・ワルツ」です。台本部分も日本語に完訳対応しています。オリジナルの楽譜を片手に、20世紀初頭ウィーンオペレッタ界の優雅な気分に浸って下さい!
composer | Mascagni, Pietro |
---|---|
作曲家 | マスカーニ |
解説者 | 増田宏三 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 259 |
版型 | A5 / 16頁 |
発売 | 2000年2月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Massenet, Jules |
---|---|
作曲家 | マスネ |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 225 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1992年3月 |
価格 | ¥400+税 |
Vn, Pf 版スコアも収録されています
composer | Ravel, Maurice |
---|---|
作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 福富秀夫 |
ジャンル | ピアノ曲 |
品番 | 617 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 1999年10月 |
価格 | ¥400+税 |
ヴェルディの歌劇《椿姫》から第1幕への前奏曲が新登場です。ヴィオレッタとアルフレッドの愛を描いたこのオペラで最も有名なのは、コンサートでも盛んに演奏されている「乾杯の歌」ですが、切ないヴァイオリンのアンサンブルから始まるこの第1幕への前奏曲もどこかで耳にした事のある人は多いのではないでしょうか。
わずか50小節強のコンパクトな作品ですが、ヴェルディ一流のシンプルで美しい和声とメロディの美しさで聴く人に強い印象を残し、これから始まるオペラの幕開けを告げます。
楽譜の見た目もシンプルで、クラリネットが移調のないC管なので、スコアを読めるようになりたいけれどどの曲から始めたら良いかわからない、というお客様への最初の一冊としてもお勧め出来ます。
解説は、わかりやすく楽しいと大好評の濱田滋郎先生。なんと英語訳もついています。
composer | Bach, Johann Sebastian |
---|---|
作曲家 | バッハ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 57 |
版型 | B6 / 24頁 |
発売 | 1964年12月 |
価格 | ¥400+税 |
バッハの管弦楽組曲 第1番です。
composer | Bach, Johann Sebastian |
---|---|
作曲家 | バッハ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 56 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1964年11月 |
価格 | ¥400+税 |
バッハの管弦楽組曲第2番です。 バディネリ、ポロネーズの2曲はクラシック入門の曲としても人気ですね。フルートの華やかさが耳に残ります。
composer | Gluck, Christoph Willibald von |
---|---|
作曲家 | グルック |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 294 |
版型 | A5 / 20頁 |
発売 | 2006年7月 |
価格 | ¥400+税 |
「精霊の踊り」は、グルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の第2幕第2場のために作曲されたものですが、フルートの美しくもはかない旋律が印 象的であるため、現在ではこの曲だけを抜粋した形でも広く親しまれています。この日譜版の登場により、これまで身近だったピアノ伴奏編曲版だけでなく、原 曲のオーケストラ版のスコアも身近に感じて頂けるののではないでしょうか。
なお、付録として同じグルックの作曲したオペラ「アルミド」から「ミュゼット」 も収録致しました。こちらはピアノの教室で弾かれている曲、と言った方がわかるかもしれません。
近年再評価の進んでいるグルックです。是非改めて、彼の作品の魅力を味わってみませんか?
composer | Telemann, Georg Philipp |
---|---|
作曲家 | テレマン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 55 |
版型 | B6 / 24頁 |
発売 | 1964年11月 |
価格 | ¥400+税 |
composer | Mendelssohn, Felix |
---|---|
作曲家 | メンデルスゾーン |
解説者 | 編集部 |
ジャンル | 管弦楽曲 オペラ |
品番 | 187 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 1995年4月 |
価格 | ¥400+税 |