composer | Kodály, Zoltán |
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作曲家 | コダーイ |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 377 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 2018年6月 |
価格 | ¥1300+税 |
ハンガリーの作曲家コダーイの作品のなかでも、とりわけ〈ハーリ・ヤーノシュ〉はよく知られた一曲です。ハーリ・ヤーノシュとはハンガリーの歴史上の人物で、かつてナポレオン戦争を戦った兵士でした。老いて兵役を退いた彼は、きょうも酒場にたむろして過去の手柄話を語ります。若き日の農民ハーリが大都会ウィーンを訪れた際の驚きから、恋人との思い出、ナポレオン戦争での合戦に勝ってふたたびウィーンの王宮に凱旋する場面まで、想像力とユーモアに満ちたハーリ・ヤーノシュの語りが音楽で描かれています。日本では吹奏楽のレパートリーとしても知られる一曲ですが、実は元々オペラとして作曲され、後に組曲へとまとめられました。オリジナルの管弦楽スコアを眺めれば、また何か新たな発見があるかもしれません。
composer | Delibes, Leo |
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作曲家 | ドリーブ |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 238 |
版型 | A5 / 116頁 |
発売 | 1994年9月 |
価格 | ¥1300+税 |
composer | Lalo, Edouard |
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作曲家 | ラロ |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 交響曲 協奏曲 |
品番 | 78 |
版型 | A5 / 168頁 |
発売 | 1993年4月 |
価格 | ¥1300+税 |
composer | Beethoven, Ludwig van |
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作曲家 | ベートーヴェン |
解説者 | 稲田泰 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 166 |
版型 | A5 / 141頁 |
発売 | 2013年7月 |
価格 | ¥1300+税 |
1805-06年にかけて作曲されたベートーヴェンの《ピアノ協奏曲 第4番》は、1807年の非公開初演を経た翌年12月22日、作曲者自身のピアノ独奏により、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にて公開初演されました。当時、徐々に聴力を失いつつあったベートーヴェンにとって、この公開初演は人前でピアノ協奏曲を弾く最後の機会であったといいます。
1808年12月22日のコンサートでは他に、《交響曲第5番「運命」》や《交響曲第6番「田園」》も同時初演されました。このピアノ協奏曲第4番の冒頭では、有名な「運命の動機」を連想させるピアノ独奏の同音連打が現れます。当時の作曲者のアイディアに思いを馳せながら鑑賞するのもまた面白いものです。日譜のスコアでは、ベートーヴェン自身の手によるカデンツァも巻末に掲載しています。
composer | Berg, Alban |
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作曲家 | ベルク |
解説者 | 編集部 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 332 |
版型 | A5 / 79頁 |
発売 | 2013年5月 |
価格 | ¥1300+税 |
ベルクの名曲《ヴァイオリン協奏曲》は、1935年、マーラーの娘マノンのわずか19歳での訃報を受け、「ある天使の思い出に」という献呈のもとに作曲されました。奇しくもその数ヵ月後、ベルク自身も急逝し、この協奏曲はベルクが生前に完成させた最後の作品となります。
曲の基礎となる音列は十二音技法により構成されていますが、調性の和音を連想させる三度の響きを多く含んでいます。十二音技法とクラシカルな響きが共存した作品として音楽史上でも重要な位置を占めるこの作品、大変お求めやすい価格での登場です。
composer | Sibelius, Jean |
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作曲家 | シベリウス |
解説者 | 佐々木茂生 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 303 |
版型 | A5 / 130頁 |
発売 | 2008年7月 |
価格 | ¥1300+税 |
日譜のシベリウス作品に、ヴァイオリン協奏曲が加わりました!
幻想的でありながら美しい冒頭を持つ第1楽章、ため息の出るような和声の移ろいの上に息の長い旋律が展開する第2楽章、そして北欧の大地に春が芽吹く喜びの踊りを表現したかのような、躍動感ある第3楽章・・・と、どこをとっても聴き所満載の、シベリウス唯一の協奏曲です。
実はシベリウスは音楽大学の学生だった頃はヴァイオリニストを目指し、ピアノよりもヴァイオリンを得意としていました。となると、ヴァイオリンの能力が最大限に生かされて魅力に溢れた協奏曲となったのも当然、と言うところかもしれませんね。
チャイコフスキーやメンデルスゾーンの協奏曲と並んで頻繁に演奏されている作品です。是非楽譜を手にして、シベリウスの最も得意とした楽器の表現に耳を傾けてみて下さい。
composer | Sibelius, Jean |
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作曲家 | シベリウス |
解説者 | 緒方恵 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 360 |
版型 | A5 / 74頁 |
発売 | 2015年11月 |
価格 | ¥1300+税 |
シベリウス最後の交響曲となった〈交響曲第7番〉は、シベリウスの最高傑作と称されることもある、崇高な響きをもった名作です。1924年に初演されたこの曲は、交響曲の名を冠しながらも単一楽章からなっており、当初は〈交響幻想曲(ファンタジア・シンフォニカ)〉という名で発表されました。シベリウスの出発点となったフィンランドの民族主義の響きを残しながらも、本作で彼の表現はさらにその先の抽象的な自然や宇宙へと昇華されています。シベリウスの内なる精神性を音によって体現した大作をお楽しみください。
composer | Falla, Manuel de |
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作曲家 | ファリャ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 363 |
版型 | A5 / 80頁 |
発売 | 2015年8月 |
価格 | ¥1300+税 |
スペインの国民楽派を代表するファリャが〈スペインの庭の夜〉を着想したのは、彼がフランス・パリに留学していた1909年ごろのことでした。油絵画家サンティアゴ・ルシニョールの連作〈スペインの庭園〉からヒントを得たというこの作品は、当時パリで流行した印象主義の性格をもちつつも、ファリャの故郷であるスペイン、アンダルシアの夜の情緒に満ちています。三つの楽章のそれぞれにスペインを想う題名が与えられた本作は、ファリャが故国に戻って間もない1915年に完成し、翌1916年にマドリードで初演されました。印象主義的な空気感とスペインの香りが融合した幻想的な一品です。
composer | Alfvén, Hugo |
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作曲家 | アルヴェーン |
解説者 | 緒方恵 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 374 |
版型 | A5 / 64頁 |
発売 | 2017年5月 |
価格 | ¥1300+税 |
北欧スウェーデンの作曲家、アルヴェーンをご存知でしょうか。グリーグやシベリウス、ニールセンなど、北欧各地にその国々を代表する作曲家が現れた時期、アルヴェーンは母国スウェーデンの国民的な音楽を体現する作曲家として活躍しました。なかでも管弦楽曲〈夏至の徹夜祭〉では、スウェーデンの人々にとって大切な行事である夏至祭、その祭りを楽しむ人々の様子が物語仕立てで描かれています。民謡やフォークダンスのメロディも織り交ぜつつ、北欧の短い夏を楽しむ人々の様子を情感豊かに描き出した一作、ぜひこの機会にお手に取ってみてください。
composer | Ravel, Maurice |
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作曲家 | ラヴェル |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 264 |
版型 | A5 / 104頁 |
発売 | 2002年7月 |
価格 | ¥1300+税 |
composer | Berlioz, Hector |
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作曲家 | ベルリオーズ |
解説者 | 高橋淳 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 66 |
版型 | B6 / 240頁 |
発売 | 1965年1月 |
価格 | ¥1300+税 |
ベルリオーズといえば幻想交響曲!というくらいに有名なのこの曲は、また曲にまつわるエピソードでもよく知られていますね。作曲の前年に女優ハリエット・スミスソンに恋したが実らず、何度も自殺しようと思ったとか、アヘンを飲んだ深い昏睡状態で見た夢が「幻想」のもとになっているとか、「固定観念Idee fix」と呼ばれる旋律が交響曲中で何度も繰り返し登場するとか。コル・レーニョ奏法と言われる、弦楽器を弓の弦ではなく弓の背中の部分で演奏する奏法を用いているから、今日でも奏者が嫌がってこの曲を演奏するときには安い弓と楽器を持ってきているとか、どんどん出てきます。 多くのエピソードが出てくるのは、それだけこの曲が広く知られている証左でもあるでしょう。ベルリオーズの見た常ならぬ幻想を、見やすい日譜のスコアで追体験してみませんか?
composer | Falla, Manuel de |
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作曲家 | ファリャ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 242 |
版型 | A5 / 120頁 |
発売 | 2008年6月 |
価格 | ¥1300+税 |
スペインが生んだ大作曲家ファリャの作品が日譜から登場しました!
「パリ留学がなかったら、私という作曲家は存在しなかったろう」と言う本人の言葉が示すようにフランス留学で多くの作曲技法を学んだファリャは、第一次世界大戦勃発のためにスペインのマドリードへ戻り、パリで学んだ作曲技法と、かねてから強い興味を抱いていたフラメンコ音楽の融合を試み始めます。1915年に初演されたバレエ音楽《恋は魔術師》はファリャの初期の試みがふんだんに盛り込まれ、人気作品として新しい作曲家の登場を強く印象づけました。
バレエでは、うら若きジプシーの未亡人カンデーラスとその新恋人カルメーロが主役です。二人が近づこうとすると、カンデーラスの死んだ夫が亡霊となり、焼き餅を焼いて邪魔をします。カンデーラスは、美貌の友人ルシーアに頼んで夫の亡霊を誘惑して貰い、夫の亡霊がまんまと気を取られているうちにカンデーラスとカルメーロの二人は愛の誓いを立て、夫の亡霊ははかなく消え失せてしまいます。
このようなストーリーにファリャが作曲した音楽は、まさに『魅力的!』の一言。
オーケストラに歌手やピアノも加えた特別な編成を用いて、アンダルシア地方の鮮やかな色合いを音楽で表現する事に成功しています。
血湧き肉躍るファリャの代表作をすみずみまで味わい尽くして下さい!
composer | Grieg, Edvard |
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作曲家 | グリーグ |
解説者 | 石原奈保子 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 506 |
版型 | A5 / 88頁 |
発売 | 2022年4月 |
価格 | ¥1300+税 |
グリーグは26歳の時、ノルウェイの民謡蒐集家リンデマンの民謡集を知り、生涯にわたりその膨大なコレクションの影響を受け続けました。この作品は、リンデマン蒐集の素材を用いて作られたいくつかの作品のなかのひとつです。グリーグがノルウェイ民謡をどのように料理したのかお楽しみください。
管弦楽曲として有名な本作品ですが、原曲はピアノ連弾として書かれ、のちにオーケストラ編曲はハンス・ジットによってなされました。日譜版では巻末にピアノ連弾譜も収録されています。