composer | Strauss, Richard |
---|---|
作曲家 | シュトラウス, リヒャルト |
解説者 | 江藤光紀 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 392 |
版型 | A5 / 105頁 |
発売 | 2019年12月 |
価格 | ¥1500+税 |
19世紀中頃、交響曲創作はかつての勢いを失い、物語性や文学性を帯びた交響詩へとシフトしていました。そうした中、〈ドン・フアン〉で独自のスタイルを確立したリヒァルト・シュトラウスが間髪入れずに取り組んだのが、本作〈死と変容〉です。病床にある芸術家の回想や、死との闘いを描写していますが、ここでの“死”は体験に基づくものというよりは象徴的・観念的なもので、対極的な主題が激しい緊張関係を経て平安へと至る音楽ドラマが、死との闘争、そこからの救済と解放というロマン派的なイメージと結びついています。大編成の管弦楽を最高度の職人技で織り上げた絢爛たる音絵巻です。