composer | Vivaldi, Antonio |
---|---|
作曲家 | ヴィヴァルディ ビバルディ |
解説者 | 時松敏康 |
ジャンル | 協奏曲 |
品番 | 198 |
版型 | A5 / 32頁 |
発売 | 2011年4月 |
価格 | ¥600+税 |
「同じ曲を500回も書きなおした」と作風を揶揄された時代もあったヴィヴァルディですが、やはりそこは歴史になお連ねる大作曲家。近年の古楽再発見とともにクラシックの演奏スタイルとは違う切り口で作品の魅力を伝える演奏も増え、ヴィヴァルディの清新な演奏、録音も増えてきました。一度新しい楽しみ方がわかってきたら、あとは多作の作曲家ヴィヴァルディにスポットが当たるのも自然な流れというものでしょう。かつては見過ごされがちだった側面に惹かれる人が増えているようです。
そんなヴィヴァルディは700曲にもおよぶ作品を作曲しましたが、その中でもひときわ存在感を放つのが400曲以上作曲された協奏曲です。クラシック音楽の代表曲と言っても良いほど有名な〈四季〉も実はヴァイオリン協奏曲ですし、その他にフルート協奏曲なども残しています。
そして世の中のフルート奏者やピッコロ奏者にとって欠かせない重要な作品となっているのが、この「ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV.443」です。
「1オクターブ高いフルート」と思われがちな楽器ピッコロが、実際にはフルートとは全く異なった魅力を持ったひとつの楽器である事は、この協奏曲を聞いていただければわかるのではないでしょうか。
楽器の運動性、ゆったりとした表現での表現力、弦楽アンサンブルとの相性の良さを耳で実感していただけるはずです。