composer | Rachmaninov, Sergey |
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作曲家 | ラフマニノフ |
解説者 | 濱田滋郎 |
ジャンル | 管弦楽曲 声楽・合唱曲 |
品番 | 297 |
版型 | A5 / 24頁 |
発売 | 2007年4月 |
価格 | ¥600+税 |
「ラフマニノフのヴォカリーズ」と言えば、思わず涙を誘われてしまうような深い情感を持った旋律や和音が人気の作品。さまざまな編成で編曲されて、楽器を問わずに広く愛されています。
「ヴォカリーズ」とは歌詞をつけずに母音だけで歌う技法の事です。ラフマニノフは作品34の「14の歌曲」の最後に母音のみで歌う「ヴォカリーズ」を作曲しました。その14曲目があまりに美しかったので、やがて曲集から独立して1曲だけ広く愛されるようになった——これが今日親しまれている「ヴォカリーズ」の成り立ちです。
どうやらラフマニノフ自身もこの曲に愛着があったようで、原曲のピアノ伴奏版以外にオーケストラ伴奏版を作り、さらには声楽パートをヴァイオリンアンサンブルに演奏させた、一風変わった編成のオーケストラ版まで作っています。
ニチフ版では3つの版全てを収録しました。編成による表情の違いを見比べて、聴き比べてみてはいかがでしょう?