composer | Mendelssohn, Felix |
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作曲家 | メンデルスゾーン |
解説者 | 岡本種穂 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 72 |
版型 | B6 / 56頁 |
発売 | 1965年2月 |
価格 | ¥600+税 |
スコットランド北西沖にあるヘブリディーズ諸島の無人島、スタッファ島に現存する洞窟「フィンガルの洞窟」の印象に基づいて作曲された演奏会用序曲です。 当時から絶景として知られていた「フィンガルの洞窟」を実際に見たメンデルスゾーンは、感想を尋ねられて「口では言えませんが、音で表現するならこんな音です」と答えてピアノでこの曲を弾き始めたといいますから、どれだけメンデルスゾーンにとって風景と音が分かちがたく結びついていたかがわかるというものでしょう。 日本では洞窟の名前にちなんで「フィンガルの洞窟」の名のほうが有名になっていますが、メンデルスゾーン自身がつけた正式なタイトルは諸島の名である「ヘブリディーズDie Hebriden」であり、諸外国ではこちらのタイトルのほうが有名なようです。どちらのタイトルを使おうが、曲の素晴らしさは変わりませんけどね!