composer | Haydn, Franz Joseph |
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作曲家 | ハイドン |
解説者 | 溝部国光 |
ジャンル | 室内楽 |
品番 | 21 |
版型 | B6 / 32頁 |
発売 | 1964年5月 |
価格 | ¥400+税 |
なんと弦楽四重奏だけでも77曲(もしくはそれ以上も!)作曲したハイドンの弦楽四重奏第17番です。他の作曲家なら第17番まで辿り着くだけでも大変なところでしょうが、まだまだ4分の1くらいにしかなっていないのがハイドンのすごいところですね。 かなりのイタズラ好きで知られたハイドンの音楽の魅力の一つは、普通の音符を普通ではない文脈に持ち込んで想像もしない働きにすり替えてしまう音楽のイタズラだと言えますが、そんなハイドンの魅力はこの作品の中にもバッチリ詰まっています。 第2楽章のタイトルだって、普通なら「第2楽章 セレナーデ」と書きそうなところを「第2楽章 いわゆるセレナーデ(Die sogenannte Serenade)」と、ちょっと斜に構えたような態度で名付けているのが面白いと思いませんか? 音楽の「普通」がわかればわかるほど聴こえてくると言われるハイドンのユーモア。ずっと身近において、久しぶりに聴いてみたら全然違った聴こえ方で響くかも知れませんよ。そんな自分の変化を確認するためにも、是非お早めにお求め下さい。