composer | Brahms, Johannes |
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作曲家 | ブラームス |
解説者 | 青島広志 |
ジャンル | 管弦楽曲 |
品番 | 310 |
版型 | A5 / 152頁 |
発売 | 2009年8月 |
価格 | ¥1400+税 |
ブラームス自身が小交響曲と呼んだとも言われる交響曲第2番の登場です。作曲に15年を要した第1番とは対照的に、この第2番はわずか4ヶ月ほどで書き上げられています。前作とは違ってこの曲は素朴で、簡潔な味わいが持ち味の作品。初演から大成功を収めましたが、作曲期間が短いからといっても、筆の赴くまま直感でかかれたわけではありません。むしろ綿密に動機の組み合わせが計算され、構造物として緻密な完成度を持っています。高度な作曲技法と、表現面の豊かさとの幸せな結びつきの例であるといえるでしょう。
この日譜版では、青島広志先生が詳しく、しかしわかりやすくブラームスの作曲の神秘を解説してくれています。さすが作曲家ならではの視点からの解説は説得力にあふれたもので、この曲の存在をいっそう親しみあるものへと変えてくれるでしょう。楽譜共々是非ともお読みいただきたい内容の解説です。