composer | Rachmaninov, Sergey |
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作曲家 | ラフマニノフ |
解説者 | 青島広志 |
ジャンル | 交響曲 |
品番 | 318 |
版型 | A5 / 244頁 |
発売 | 2009年8月 |
価格 | ¥2000+税 |
ラフマニノフの作曲家としての名声を不動のものにした交響曲第2番が日譜ラインナップに登場です!
ピアニストとしても華々しく活躍していたラフマニノフの作品といえば、映画やテレビでも頻繁に使われているピアノ協奏曲や種々のピアノ独奏作品が特に有名ですが、オーケストラのための作品も「交響詩『死の島』」、「交響的舞曲」などが人気でよく取り上げられています。そんな彼のオーケストラ作品の中でも特に人気が高いのがこの交響曲2番と言えるでしょう。
演奏時間がおよそ50分にも及ぶ大交響曲ですが、ラフマニノフはこの曲が長大だからといっても、決して大味でには仕上げていません。大きな構造を支えるだけの骨太な主題設定は勿論ありますが、同時に、ピアノ曲でラフマニノフが見せるような緻密な細部へのこだわりが全曲を貫いています。
長いのに非常に緻密。そんなこの曲の全体像を聴くだけで把握するのは決して簡単ではありませんが、日譜のスコアを手元に置いていただければ大丈夫。音楽を目から補うことで、ラフマニノフがこの曲でいかに細部まで工夫を加えているかがわかるでしょう。青島広志先生によるわかりやすい解説も、作曲上の秘密を探るのにはうってつけ。
スケールの大きい序奏、ラフマニノフの代名詞とも言える感動的な揺れるメロディ、オーケストラの機能を十全に引き出した魅力的なアレグロ・・・。どの楽章も、青島先生の解説があれば魅力の理由が見えてくるでしょう。
ラフマニノフの交響曲2番をより身近に楽しむためには最適の1冊です。是非お手許にどうぞ。