composer Berlioz, Hector
作曲家 ベルリオーズ
解説者 溝部国光
ジャンル 管弦楽曲
品番 39
版型 A5 / 32頁
発売 2015年4月
税込価格 ¥648(本体価格:¥600)

編成:Picc, 2Fl, 2Ob, 2Cl, 2Fg, 4Hr, 2Tp, 2Cornets, 3Tb, Ophicleide, Tuba, Timp, B.D, Cym. S.D, Tri, Vn I, Vn II, Va, Vc, Cb

内容:単一楽章

ベルリオーズの劇的物語〈ファウストの劫罰〉は、演技やセリフを伴わない、いわば宗教的ではないオラトリオのようなものです。多くの作曲家に影響を与えたゲーテの「ファウスト」に基づいて、ベルリオーズもまた〈ファウストの劫罰〉を作曲しましたが、その第1幕で用いられているのがこの有名な「ハンガリー行進曲」(またはラーコーツィ行進曲)なのですが、実は、この曲が演奏されるハンガリーの平原の場面はゲーテの作品にも、一般的なファウストの伝説にも登場しません! つまりベルリオーズが創作して付け足した冒頭の場面のための音楽がこの「ハンガリー行進曲」というわけですから、裏をかえせば、そこまでしてベルリオーズが挿入したかった音楽がこの曲だ、という言い方もできるでしょう。 曲の冒頭に引用されている旋律は、ベルリオーズの作によるものではありません。ハンガリーでよく知られた行進曲で、当地の大貴族ラーコーツィ・フェレンツ2世が愛したことからラーコーツィ行進曲と呼ばれるようになったと言われています。ベルリオーズ以外にもリストやブラームスがこの行進曲を引用して作曲しています。 このハンガリーの行進曲には、それだけ作曲家を惹きつけてやまない魅力があるということでしょう。ベルリオーズの作品も、同じくあなたを惹きつけてやまない魅力を持っているはず!ぜひ楽譜を手にとってご覧ください。