composer Falla, Manuel de
作曲家 ファリャ
解説者 濱田滋郎
ジャンル 管弦楽曲
品番 363
版型 A5 / 80頁
発売 2015年8月
価格 ¥1300+税

編成:

2Fl, Pic, 2Ob, C.I., 2Cl(in La), 2Fg, 4Cor, 2Tr(in Do), 3Trb, Tub, 3Timp, Celesta, Trgl, 2 Piatti,1 Piatto, Arpa, Piano, Vn.I, Vn.II, Vla, Vc, Cb

内容:I. En el Generalife ヘネラリーフェにて II. Danza lejana 遥かな舞曲 III. En los jardines de la Sierra de Córdoba コルドバの山の庭園にて

 スペインの国民楽派を代表するファリャが〈スペインの庭の夜〉を着想したのは、彼がフランス・パリに留学していた1909年ごろのことでした。油絵画家サンティアゴ・ルシニョールの連作〈スペインの庭園〉からヒントを得たというこの作品は、当時パリで流行した印象主義の性格をもちつつも、ファリャの故郷であるスペイン、アンダルシアの夜の情緒に満ちています。三つの楽章のそれぞれにスペインを想う題名が与えられた本作は、ファリャが故国に戻って間もない1915年に完成し、翌1916年にマドリードで初演されました。印象主義的な空気感とスペインの香りが融合した幻想的な一品です。