![]() | composer | Schönberg, Arnold |
作曲家 | シェーンベルク | |
解説者 | 伊藤康英 | |
ジャンル | 吹奏楽 | |
品番 | 408 | |
版型 | A5 / 63頁 | |
発売 | 2015年5月 | |
価格 | ¥1000+税 |
編成:
Picc, 2Fls, 2Obs, 2Bsns, Es Cl, Solo Cl, 3Cls, Alto Cl, Bass Cl, 2 A.Sax, T.Sax, B.Sax, 2Crnts, 2Trps, 2Flghns, 4Hrns, 3Trbs, Baritone, Euph, Basses, Tubas, Str.B, Timp, Side Dr, Cymb, B.D.
新ウィーン楽派の牽引者として知られるシェーンベルクは、しかしその晩年にはアメリカ・ロサンゼルスに居住していました。これは第二次大戦時のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を避けての亡命によるものです。ウィーンでは十二音技法などの難渋な作風を誇ったシェーンベルクですが、アマチュアによる吹奏楽が活発なアメリカでは、高校生の吹奏楽団でも演奏な作品を、との作曲依頼を受けます。そうして1943年に完成したのがこの「主題と変奏」でした。親しみやすい明確な調性をもちつつ、西洋音楽の古典的作曲技法に通じたシェーンベルクらしい堅固な変奏が繰り広げられる一曲です。