日本楽譜出版社の出版楽譜
日本楽譜出版社はオーケストラから室内楽に至るまで幅広いクラシック音楽のレパートリーを出版しております。国内楽譜としては当社からのみ出版されている作品も多くあり、楽譜の見やすさと手頃な値段、アマチュア愛好家にもわかりやすい解説文には定評があります。
特に近年はバルトークやラフマニノフなどの20世紀の作曲家のオーケストラ作品を他社に先駆けて出版しております。今後もいっそうカタログを充実させていきますのでご期待下さい!
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シューマンが"eine griechisch schlanke Maid zwischen zwei Nordlandriesen"(2人の北欧の巨人に挟まれたギリシアのほっそりした乙女)と評した、ベートーヴェンの交響曲第4番ロ長調が日譜に登場しました。
2人の巨人こと第3番(英雄、エロイカ)と第5番(運命)に比べるとたしかに知名度では劣る感のあるこの第4番ですが、だからといって曲がつまらないわけではありません。
緊張と深遠さを湛え、新しい時代を切り開いたとさえ思える序奏と、モーツァルトのジュピター交響曲を連想させる音型に続く、軽快で風通しの良い第1主題、第2主題で繰り広げられる1小節ずれたカノン、奥行きを自在に変えていくオーケストレーションの立体感など、第1楽章を1度聴いてみるだけでも、この曲を魅力的に感じる人は多いはず。
その後に続く楽章も、オーケストラが呼吸しているかのような自在で多様な変化が目白押しで、耳を飽きさせません。実際、音楽家の中にも最も好きなベートーヴェンの交響曲としてこの第4番を挙げる人がいるくらいです。
少しマイナーだけど魅力的な存在のこの第4番、楽譜を見て音符を追ってみると、別の面白さが浮かび上がってくるかも知れませんよ。